池袋に野暮用があったので出かけていくことになった。
赤羽らへんに住んでいるのだから仕方がないのだけれど
何かというと池袋に行きがちである。
だってアクセスがいいじゃないですか。
別に池袋が嫌いなわけではなくむしろ好きなのだが
なんとかの一つ覚えのようになるのは少し悔しい。
たまには六本木や恵比寿や表参道を闊歩してみたいが
あいにく、対して訪れる理由もない。
そして、用事が終われば腹も減るのである。
サンシャインシティは久しぶりだ。
当たり前だが、店舗がだいぶ入れ変わっているようで目新しい。
しかし多すぎる店舗数は変わらない。
何しろこんなに飲食店がある中でどうやってチョイスしろというのか。
今日はあまり外したくない気分だ。安定した美味しいものが食べたい。
そうすると初見は避けて、来訪済みか。
うーん。メゾンカイザーか、クア・アイナか…。
カフェ・ド・クリエは最近(と言っても2年くらい昔か？)行ったしなあ。
行った事はないが青葉なら味は確かだろう。
さあどうする。いっその事、サンシャインシティレストラン街から飛び出してしまおうか。
迷っていても決まらない。
長考の末、とりあえずレストラン街を流してみることにした。
いやいや。百聞は一見にしかずとはこの事。
いくらネットで写真が見られると言っても、所詮は写真。実物には敵わない。
昼時には早い時間帯だが、なかなかのにぎわい。
店舗によっては行列も出来始めている。
サンシャインシティアルパレストラン街、なかなかどうして
隅に置けないではないか。
そんな中、ふと目の前を通りがかった店舗。
それが、バンビ様である。
失礼ながら事前のネットリサーチでは全くスルーしてしまっていたのだが
なんといってもこの印象的な看板！
老舗の風格であることは間違いないデザインである。
何故、なぜ？サンシャインシティのテナントに
昔ながらの一軒家洋食のようなお店があるのだろう？
入る前から興味津々でしかない、探検したくなる違和感。不思議な魅力である。
ありがとうございます。腹減りにやっと店が決まった。
意気揚々と入店。
昼間なのになんともムードのある佇まい。
そもそもサンシャインシティって今となっては
良い加減に昭和感のある建物だと思うが、
バンビ様はサンシャインシティの歴史と共にあるのだろうか。
いったいあなたは何者なのですか？
何はともあれまずはオーダーだ。
大分腹が減っていたので、
サービスランチメニュー、「和牛ハンバーグ＆ピリカラソースライス」をチョイス。
なんと850円！嘘でしょう。
そりゃ美味しいよね。
ピリカラというのは古き良き洋食店にはありがちなのだろうか？
若輩者はあまり体感は出来ておらず憧れしかなかったが、美味しい。
バーグのボリュームも良き。お味もチェーン店ではないぞ、手作りですという感じ。
別オーダーのステーキも食べ応えあり。デミグラスソース！
食べちゃうよね。空きっ腹にモリモリご飯食べちゃうよね。
あ、ご飯といえばメニューにこんな記載が。
「29年間使用」と、ご本人たちがおっしゃっているのだから
きっとこの店は29年間はあるに違いない。のか…？
なんて想像を巡らせている間に
本格的にランチタイムに突入し、サラリーマン、おひとりさま、女子会と
続々お客様が来店。
あれよあれよという間に満席になってしまった。うーん。すごい。
店員様に色々と店の事を聞いてみたかったが
混み合う時間帯にご迷惑をお掛けしても申し訳ないので
この辺で退散することにした。
帰宅後バンビ様の事を記事にするにあたって、
少々ネットで調べだしたら止まらなくなってしまった。
そもそも池袋のバンビ様の公式HP…情報が少ない。潔いほどに。
食べログなどを色々と拝見すると、都内近郊に複数のバンビ様があるようだし、
四谷が本店？のようだが池袋店との関係性は不明である。
メニューは似通っているが完全一致ではないし
看板のロゴは一致しているように見えるけれど、どうなんだろう。
何やら大衆食堂的な
バブル時代の早い安い美味い的な（言い過ぎ？）利用で
沢山の方の青春の一ページとして心に刻まれているような…。
バンビちゃん？そんな、お店なの…？
そして、茨城県の株式会社かわねや様のロゴマーク？のバンビちゃんが
池袋のメニュー表にもいたような、違う仔のような…。
しかし店名やその他のロゴは違うし、公式ホームページの系列店のリストにもない。
なんなのなんなの？のれん分け？
本当はもっと調べてちゃんと書きたかったのだが、所詮は外野のガヤ。
信頼できる根拠もないのにやんややんや言えない（言ってるけれど）のである。
ただ池袋のバンビ様が私をとても楽しませて下さったのは紛れもない事実。
ありがとうございます。
こんな終わり方は他力本願で大変申し訳ないのだが。
誰か教えて、詳しい人。
美味しいお時間、ご馳走様でした！
バンビ サンシャインシティアルパ店
東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティアルパ3F
池袋駅より徒歩8分
～おまけ～
折角わざわざサンシャインシティに来た事だし
少し時間もあったので
「ガシャポンのデパート池袋総本店」なる、楽しそうな場所をのぞいてみることにした。
いやいやいやいや、ガシャ。見渡す限りガシャの嵐である。
食品、キャラもの、動物、玩具…ジャンルからして豊富すぎ。
設置面数3000面だそうである。とにかく圧巻。（写真無いけど）
というか、ガシャの機械は「面」と数えるのですね。知らなんだ。
作りこまれたガシャの数々を楽しく眺めていたが、眩暈がするほどの見ごたえだった。
そろそろインバウンド需要も戻りだしてきたこの頃らしく
海外の皆様が楽しそうにガシャを買ったり撮影したり。
思い思いに楽しんでいらした。
何だか嬉しい光景である。
子供のおもちゃと侮るなかれ。今やカプセルトイ市場は600億円規模らしい。
ちなみに「ガシャ」「ガシャポン」はバンダイ様の商標登録、
「ガチャ」はタカラトミーアーツ様の登録商標だそうです。
個人的には「ガチャガチャ」という呼び方が、一番なじみがあるかな。
空のカプセルを入れるとそのまま回収してくれる楽しそうな機械があったり
ガシャを撮影するフォトスポット（フォトブース？）があったりと
夢中になっているうちに、あっという間に時間が経ってしまう良い遊び場だった。
混み合っていたので写真は少しだけ。
楽しいお時間、ご馳走様でした！
ガシャポンのデパート 池袋総本店
東京都豊島区東池袋3-1-3サンシャインシティ ワールドインポートマートビル3F
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