第24食　リーズナブルな新鮮刺身とクリームコロッケ定食に心を奪われる　U-25巣立つ魚金　赤坂見附店

ある方とお会いする用事があったので、青山方面を訪問した。

まずは青山一丁目駅に降り立つ。
久しぶり…というか、そもそも利用したことはあっただろうか。いまいち、記憶が蘇ってこない。

少し早い到着ではあったが、朝食かティータイムを楽しむにしてはゆっくりとはいかない中途半端な時間だ。
とりあえず駅直結の「青山ツイン」という地下レストラン街を探検してみる事にした。

青山ツインタワー（新青山ビル）は1978年築との事。通りで昭和の歴史を感じる訳だ。なかなか味のある建物である。
新しい店には新しい店の良さがあるけれど、古い店には古い店の良さがあるってものよね。

とはいえ全店舗が昭和遺産という佇まいではなく、比較的新しそうな店舗も入っていてごっちゃ煮感がまた楽しい。
あーあ。銀座ライオン様でビール飲みたいなあ。
おっとっと。何しに来たんだか。まずは用事を済ませねば。

地上から青山通りを通って悠々と目的地へ向かう。
車ならともかく、青山通りを徒歩なんてそうそう無いシチュエーション。なかなか気持ちの良いものだ。天気も良いし。

迷うことなく到着し、すんなりと任務は完了。
とてもお人柄の良い方で、話自体は盛り上がり楽しく終えることが出来た。
ただ、このまま何某かの話を進めていくことは厳しそうだ。
まあ、残念だけれどそれもまたご縁。そういう時もありますよね。

青山一丁目にて早めのランチでも良かったのだが想定よりも時間がある。
何より腹の空き具合がもう一声だったので、引き続き赤坂方面を目指してみる事にした。

そもそも最近運動不足なんだよね。やっぱり歩かないとね。などと反省しながらどんどん進んでいく。
大都会のウォーキングは面白い。神社仏閣、デザイナーズ建築物、自然物。目まぐるしく景色が変わっていく。

とはいえ、思ったより飲食店は少ない。どうしようかな。

うおー。とらや（虎屋菓寮赤坂店）。すごい。かっこいい建物だ。
混んでるかな。ふらっと入ってしまおうか。いやいや、この佇まいだもの。予約必須かもしれない。
何より今月予算がな…。今日は、庶民メシの方がいいんだよな。

とても後ろ髪を引かれたが、本日は断念することにした。

ここまで書いて気付いてしまった。挟み込む写真がない。
しまったな。青山を闊歩している時点ではブログに起こす気じゃなかったからな。
文字だらけでは読者様に離脱されてしまうそうじゃないですか。もう少しで写真出ますので少々お待ちください。

うーん。やっぱり青山一丁目駅に戻った方が良かったかなあ。
空きっ腹を抱えつつ、仕方なしにそのまま前進していく。

結局、赤坂見附駅まで出てきてしまった。

赤坂見附駅は懐かしい。頭はセンチメンタル。だが腹はピンチ。
あ、すしざんまい様のランチだ。魚かあ。良いなあ。
こないだ池袋でも食べるかどうか迷ったんだよね。高コスパの様だし一回食べてみたかったんだよね。けれど赤羽にもお店、あるのよね…。

昔ながらの一軒家居酒屋のランチが良かったんだけどなあ。ここまで来たらチェーン店か？と悩んでいると、ちょうど12時頃。
数名のサラリーマンが並ぶ店を発見。

ほう…魚かあ。チェーン店っぽくはあるけれど私は知らない店名だ。

通り過ぎつつ秒でしばし考察。これ以上迷ってウロウロしたところで、どうせ土地勘や行きつけがあるわけでもなし。
なにしろサラリーマンの列。これは信頼できるに違いない。きっと安くて美味いはずだ…。

戻って並んじゃおうかなあ。

と、いう訳で今回は「U-25巣立つ魚金　赤坂見附店」様にお世話になる事にした。

並んでいるその間に公式ホームページを拝見すると、魚金グループ様は1995年新橋発祥。店舗数50店舗ほど。
なるほど、新橋、五反田……都市出店型、都市型店舗かあ。
そりゃあTOKYO NORTH SIDEの赤羽らへんの民は馴染みがないわけだ。
新鮮なお魚、楽しみだな。

並ぶ事10分ほどで店内に案内していただいた。

メニュー表が手書きで、分かりやすく整っている。期待が膨らむ。
悩みに悩んだ末、「帆立のクリームコロッケと刺身定食」をオーダーすることにした。

光ってしまって申し訳ございません。それと、3月の話ですので多分メニュー変わってます。

やれやれ。一息ついて、改めて店内を見渡す。
入り口から想像したより奥行きがある。広い。食べログによると96席だそう。
6人掛け席がたくさんあるのが何とも使い勝手が良さそうだ。4人掛け席しかないと困る時ってあるよね。
入り口を背にして左手側に長いカウンター、その奥にキッチン。数名のシェフたちがきびきびと調理中。
喫煙室もある。さすが居酒屋。最近無いところ多いもんね。

暗めの照明、木材を使った内装。手入れが行き届いており、活気がある印象だ。
公式ホームページには「巣立つ魚金赤坂のテーマはU-25 。魚金の25歳以下の若手スタッフで調理、サービスいたします。」と記載があった。
そうかそうか、店員様達は選ばれしアンダー25という訳かあ。確かに混み合っていてもテンポ良い連携感がある。

ほどなくしてお料理が到着。
なんだと……？コロッケ、2個！刺身とのダブルキャストかと思いきや、主役はこちらでしたか。帆立は大好物なので大歓迎である。