最近仕事が忙しかったが、ようやく片足抜け出しかけてきた。
そんな時は美味しいランチを食べるに限る。さて、今日は何を食べようかな。
まず頭に浮かんだのは野菜。最近食生活乱れていたからなー。反省。そして本格派の辛い物。更に、赤羽の新しい店に飛び込んでみたい気分だ。
サラダメインでまずは調べてみよう。サラダバーだと実乃里 de バルだが再訪だ。もしくはカレーかつサラダバーのMADRAS SPICE TOKYO…?なんだか見覚えがあると思ったら旧大地の恵、ダイワロイネットホテル併設バイキングではないですか。うーん、ここも再訪か。どうしようかなあ。
調べているうちに、新店舗開拓の思いの方がだんだん強くなってきた。こうなったらネットに頼るな思い出せ。今の気持ちで、赤羽らへんに行きたい店は無かったのか。
すると突然閃いた。ガパオライスだ。
旧職場の近くにお気に入りのタイ料理屋さんがあったのだ。ガイヤーン、ガパオライスがオーダーの二大巨塔だったなあ。地下に入って割といつでもほぼ満員で。諦めて他の店に行くこともあったっけ。でも入ってしまえば提供は結構早いからランチにはピッタリ。外国人の店員様が多くてさ、接客も良かったんだよね…。旧職場の皆、今どうしてるかな。元気かな。
そんな思い出がぶわーーっと一瞬で思い出された。決まりだ。赤羽で、ガパオを食べよう。アテはある。記憶の中にある。LaLaガーデン2階にあるインパクトのある看板と店名。ずっと行きたいと思っていた店だ。
今日の行き先は「タイかぶれ食堂」で決まりだ!
ただ向かううちに一抹の不安が頭を擡げてきた。そもそも私のタイ料理愛は褒められたものではないのだ。パクチー、苦手だ。バジル、あんまり得意ではない。スパイス系、物によってだ。グリーンカレー、これもなんだか苦手だ。唯一気に入ったのがガパオライス。それからは冒険していない。だがガパオライスだけに変に突出した愛情があるのだ。
そんな私の偏食のせいで、あんなにも思い入れのあった旧職場の近くの店でも結局ガパオの初志貫徹であった。
そうこう思案しているうちに店舗に到着。いざ。入店するとすぐに柔和な印象の店員様が席に案内して下さった。
入り口の細さ狭さで勝手に狭いフロアをイメージしていたが、思ったより広い。36席もあるそうだ。
店内はタイを旅されたという店主のコーディネートなのか、タイの地図、インテリア、プロボクサーのサインなどが飾られており。一城の主人のプライベートルームに招かれたような感じで居心地が良い。
ここは当然ガパオライスをオーダー。さあ、メニューでも見てしばらく待とうと思っていたら、早い。あっという間にメイン、サラダ、スープ、デザートが到着した。
スープ。脂の風味はあるが具材は大根、人参といった野菜のみ?シンプル、あっさり味で美味しい。サラダ。当初はサラダ目当てだっただけにサラダは嬉しい。胡麻ドレッシングホッとする。そしてメインのガパオライス…いかがなものか。
お米は細長いので当然タイ米か。まずは、ひき肉の方を一口…。
これは美味しい。本格的だ。
タイ料理初心者かつガパオライス偏愛者にとってもとっつきやすい。じわじわと辛いのがまた良い。
よく見ると赤は唐辛子?それともパプリカ?緑の葉っぱは何バジル?鶏ひき肉はさすがに分かるが全ての材料が何かはよく分からない。まあいいや。総合的に美味しい。辛いのだが、何というか尖ったところがなくて、違和感のある気になるスパイスの味がしない。とにかく一体感がある気がする。
うーん美味しい。感動。だが結構辛い。スープ、ガパオ。お水。ガパオ。辛いのだが、唐辛子と思われる赤も何故か自然と一緒に食べてしまう。ガパオ。ガパオ。サラダ。サラダ。ガパオ。ガパオ。辛いがやめられない。夢中になって食べてしまう。
邪道だがここで、デザートのタピオカ入りココナッツミルクを一口。うわー。甘くて美味しい。リセットされる。
あっという間にガパオ、サラダ、スープ完食である。
デザート、ココナッツミルク。侮れない。濃厚。そしてタピオカがもちもちしている。
ふー。ご馳走様でした。
かくして全料理を堪能した私は、この店なら別のメニューにもチャレンジできるかも…と、気が早くも次回来訪した際のハーフアンドハーフセットメニューのベストな組み合わせを検討しつつ店舗を後にしたのであった。
美味しいお時間、ご馳走様でした!
タイかぶれ食堂
東京都北区赤羽2-1-19 青柳エンパイアビル2F
JR赤羽駅徒歩3分
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