第30食　トルネードビールと飲み放題と夏の余韻。屋台メシで景気よく暑気払い収め完了！　大人のドリンクバー赤羽スタンド

そろそろ爆飲みをしたい気分である。

あーあ。もうこれはね、あれだ。飲み放題だ。もう飲み放題に行くしかない。杯数と価格を気にせずに飲みまくりたい。そして出来ればそこに夏の終わりの情緒的なものも少々あって欲しい。

と、いう訳で今回はさほど迷わず、実は前から気になっていたこちらのお店に決定。「大人のドリンクバー赤羽スタンド」様だ。

ダイヤモンドダイニング様の店舗である。こちらの企業はエンターテインメント性の強い個性的な店舗が多い印象で、ただのへべれけでも名前位は記憶している。
前身の実験店舗「東京カンカン市場」にも行ってみたいと思っていたのにな……。

ちなみにカンカン焼きとは漁師さんがされているような調理方法で、一斗缶を小さくしたような？缶に牡蠣を詰めて蒸し焼きにするというなんとも美味しそうなものらしい。
牡蠣も魅力的だけれど、ドリンク持ち込みOKという居酒屋にしては斬新すぎる取り組みに１票投じかったんだけどな。ビールなど諸々背負って行きたかったんだけどな。来店が間に合わず閉店されてしまった。誠に残念である。
なのでせめて。跡地にOPENした、またもや実験店舗の「大人のドリンクバー赤羽スタンド」様にお邪魔することにしたという次第である。

来店の決め手となったのは、なんといってもトルネード・ディスペンサーが導入されている事だ。ジョッキをセットするとあら不思議！下から上へとビールがトルネードして注がれるのである。上から下へ、じゃなくて逆なんですよ。うーん見てみたい飲んでみたい。しかも好きなだけ飲めるんでしょう？
更に、最近流行りの卓上レモンサワーまで完備されているのだ。ちょっとひねるだけですぐもうレモンサワー。なんて天国か。
何より、アルコール含むドリンク飲み放題なんと30分383円！そんなの元が取れてしまうに決まっているではないですか。一体どうやって採算を取ろうとしているのか…。心配だ。お願いだから、すぐに潰れたりしないでね。

そしてフードのテーマはズバリ「屋台メシ」。来店時は9月。まさに、夏の終わりの宴会にはぴったりのセレクトではないですか！

いざ入店。思った以上のセルフドリンクバーの充実が最初に目に入った。うわー。逆さボトルだあ。そそられるう。日本酒・焼酎・ハイボールにカクテル、なんでもござれ。こんなに各種フレーバーを取り揃えてしまって維持管理は大変ではないのだろうか。

もちろんやりますトルネードビール。まずはビールで乾杯だ。

店内の提灯が祭り感を演出していて、うんうん。良きである。2022年12月にOPENしているので当然オンボロ感もない。さりげなく漫画が置かれちゃったりしていて、おひとりさまサクッと飲みにも良さそうなムードだ。

フードはお通しキャベツと共にまずはたこせんをセレクト。うーん、しょっぱおいしい。おつまみ～。そしてなんだかノスタルジック。笑えるほどにサービス良すぎの梅水晶。

ホロホロ煮込みに揚げたての串カツ数種と共にビール、そしてハイボール。控えめに言って楽園。

もちろん心行くまでトルネードし、ビールにあれこれ。しっかりと、堪能させていただいた。

しまいには卓上コンロで肉各種まで焼き始める始末である。なんせフードのお値段がリーズナブルなのでついついオーダーがはかどってしまうのだ。

お会計を見てまたびっくりである。安すぎる。チェーン店（今のところは1店舗しかないのでこの表現は厳密には正しくないかもしれないが、個人商店ではないという意味で。）と侮るなかれ。なんとも使い勝手の良い、丁度良い。痒い所に手が届く。そんなコンセプトの店舗であった。
赤羽はしご酒には汎用性が高いのではなかろうか。

いやー、ありがとうございました。正に名前通り。大人の、飲んべえの為のドリンクバーであった。