川口は近くて遠い。
赤羽らへんで暮らしてるものとしては、もっとご近所さんぶって開拓したい場所であることには間違いない。
何故なら川口は魅力的だからである。
しかし自転車で行くと遠いんだな。
そんな葛藤を楽々とクリアする文明の利器。そう、車である。
なにしろ今回の会食は車がないとクリアできない。
少しお足元のご不安な御仁と、お子様とご一緒なのである。
と、いう訳で事前リサーチ。そこは企画者の利。
せっかく足があるのだ。冒険してみたいではないか。自分が行った事のない店舗が最優先。
更に、諸事情。予約無し。歩かない。お気軽。美味しい。予算もそこそこ。
但し、主役のリクエストはハンバーグ。そこは忠実に守らざるを得ない。
だが私の魂胆。それは、サラダバー。企画者の利、ですよ。(2回言った。)
両立しているのだから文句は言わせん。野菜大好き。
もうここだ。ここ。ここしかない。スエヒロ館 川口店様だ!
少しご紹介。スエヒロ館様は看板にもある通り、昭和8年創業。
銀座の高級レストラン発祥、得意料理はビーフ。との事。(公式HPより。)
ほうほう。古き良き昭和の時代ですな。その時代に銀座でビーフ、食べてみたかった。
期待を胸に、来店。
確かに昭和洋館の様な佇まいである。モダン。
ファミレスというのも少々気が引けるが、なんだろう。やはり、相応しい表現はステーキレストランなのだろうか。
店舗入り口にヒマラヤ山岩塩があった。どどーんとピンク。なんだろう。なんだかすごい。
やはりお肉には塩ですよね。
メニューは本当に嬉しいラインナップ。当然ながらお肉を中心になんでもござれ。
当然、ハンバーグはよりどりみどり。安定のお味。ミッションクリア。
私は日替わりランチを美味しくいただきました。
何より、お目当てのサラダバー。思ったよりラインナップが充実していてびっくりである。
生野菜はもちろん、他にもお惣菜的なサラダがあり、もりもりと嬉しくいただく。
一口サイズのパン。焼きたて。はい幸せ。幸せ過ぎて食べ過ぎる。
生のマッシュルームをサラダでいただいたのは初めてかもしれない。
他にもサツマイモや里芋(!)を使った秋らしいサラダ。
うーん。エンターテインメント。美味しい。
フルーツの種類も比較的多く感じた。サラダバーにライチとか、なかなかないよね。
わらび餅をデザート代わりに。うんうん。我、満足なり。
当然ドリンクバーも頂戴し、団欒だんらん。幸い少しお席も空いていたので、本当にのんびりとさせていただいた。
店内BGMがジャズなのが、また、良いよね。
窓枠のデザインに古き良き歴史を感じるのだが、これは何という建築様式なのだろう。名前が分からなくてごめんなさい。
つい去り際に写真に収めたくなってしまった。
いくつかブログを書いてみてつくづく思う。
その店その店、ネット上、表面上だけでは辿れない歴史があるけれど、書いてみないとそんな事あまり深く考えもしなかった。
ならば誰の役にも立たないだろうが、只の一個人の感想を何故かネットに残してみようではないか。
お礼になるのかも今はまだ分からないけれど、ただのお礼のために。
季節(と、サラダバーのメニュー)が変わる頃。又、まったりと。語らいに来たいな。と思うお店でした。
美味しいお時間、ご馳走様でした。
スエヒロ館 川口店
埼玉県川口市元郷6-15-7
JR川口駅よりバスで15分